So-net無料ブログ作成

マリアナ釣り紀行? ~夕焼け~ (8) [ シリーズ実況 Old..]

乗船レポート、つづいてます。

調査のとき、こんなきれいな夕焼けをみるとほっとします。同時にとても切なくもなります。

左にうつっている「壁」は船の側面です。左舷側。船は東に、日は西に。
そして輝く星、星、星… 写真で紹介できず、ざんねん。

…あ、そういえば調査目的を書いてませんでしたね。
というか調査目的をはじめにかくと、なんか硬い感じがしたもので。

今回の装置は「海底電位差磁力計」といいます(ほら、硬いでしょう?)
英語名称ではOcean Bottom Electromagnetometer(OBEM)と呼んでます。
このOBEM、船員さんとか関係者のあいだでやっと一般的な名称になってきました。

OBEMを使うと、海底より下、地面の中の電気の通りやすさがわかります。深さは400kmく
らいまでかな? マントルなんてぶち抜いてやりますよ!
マントルは高温だったり、水(正確には水素原子)を多く含んでたりすると、電気をとお
しやすくなります。「高温」「水」、この両方ともマントルをネバーーっと流れやすくす
る性質があります。つまり、地中の電気の流れやすさを調べるとマントルのどの部分がマ
ントル対流しやすくて、どの部分がしにくいかが、なんてことがわかるのです。

えっ、なんでマリアナかって?
マリアナの島々は火山島です。日本列島と似てますね。日本とは違って陸地はほとんど
ありませんから、西から東へ、まっすぐ等間隔に装置をおくこともできます。
火山とマントルの関係を調べるのにマリアナはちょうどいいのです。
あと、マリアナには「マリアナトラフ」というところもあります。ここ60万年(だったか
な?)をかけて少しずつ開いて出来上がった海底です。日本海とおなじで、「背弧海盆」
といいます。「開いた海」とマントルの関係も知りたい、とおもうわけです。


写真はオーストラリアの装置。日本のと同じようにガラス球に入っています。
このときガラス球は海底から上がってきたばかりでヒエヒエ。空気が収縮していて
内圧が低く、人力ではガラス球をあけられない。
そのときオーストラリア人は少しも慌てず、ひなたでガラス球をあたためはじめました。
なるほど。そこをパチリ。ほんの5分で開きました。
太陽のありがたさよ(しかし曇ってたらどうするつもりなんやろ?)


温めたガラス球をあけたところ。満面の笑みのオーストラリア研究者とともに。
内部はこんな感じにエレクトロニクス満載です。

ちなみにOBEMを使った調査方法の詳細についてはこちらなどをご覧ください。

つづく。

人気ブログランキングへ


※この記事の続きをよむには下記を御覧ください。
 http://obem.jpn.org/field042.html

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

メッセージを送る