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一緒になるらしい [ 科学ニュース Old..]

年の瀬だ。「H20」が「エッチツーオー」に読めてしまった昨今。思い出がいっぱい。
さてそんな中、我々にとっては大きなニュースが飛びこんできた。

●独立行政法人、少なくとも16を削減…政府計画の骨格
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071219-00000115-yom-pol
●totoは? 独立行政法人合理化計画の要旨
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/111777/

私の勤める研究所、「海洋研究開発機構(JAMSTEC)」もいま話題の独立行政法人。
そして同じく独立行政法人の「防災科学技術研究所(NIED)」と統合されることが
24日の閣議で決定されたようだ。

私はもちろん、だいぶ上の上司も新聞記事で初めて知ったらしく、文科省や政府で
ひょいっと決まったのだろう。考えてみれば、来年度はJAMSTECは特殊認可法人から
独立行政法人になって5年目ということで、研究計画などの見直しの時期であった。
そこに行政改革のフェーズが合致してしまったのだろう。

統合で組織が大きく変わるのは当然だ。NIEDはつくばに本部があるので
「俺はつくば勤務かも」とつぶやく同僚はいる。また効率化のための統合なので、
みんなクチには出さないけど「整理」という言葉が頭をよぎっている。あるいは逆に、
「兵庫にもNIEDの施設があるから、そこにいけないかな?」などと妄想する関西出身の
同僚もいる。統合は来年の話ではなくもう少し先なのだが、不安と期待の年末だ。

ただ個人的にはこの統合は歓迎だ。
私はいまでこそ「海の研究者」と名乗っているが、10年前は「陸の研究者」として
山奥を走り回っていた。そんなクジラのような道?を辿った私としては、陸と海の研究者は
もっと仲良く共同戦線をはるべきだ(特に海と山に囲まれた日本人は!)と考えてきたし、
実際にも陸の研究者と共に研究活動をしている。

一般には、陸と海の研究者は、陸軍・海軍の例えのごとく、仲が悪い。というか交流がない。
両者は異なる文化の中で、互いに交わらずに研究者として育ってきた。
ただ、時代は変わりつつある。例えば海底での調査観測は、もはや陸の調査技術に匹敵
するくらい高精度になってきた。今回の統合は、政府がたまたまくっつけやすいペアを
くっつけたと考えるよりも、自然の流れだ、と私は考えたい。
諸外国にも先駆けて”新しい文化の土壌”ができた、といえばいいすぎだろうか?

話はそれるが、この統合の話題、実は先日の忘年会の冒頭で上司から聞かされた。
始めは驚いたが、宴会の最中その話題でもちきり!ということもなく。そう、我々の
研究グループは毎年のように組織替えを繰り返しているので、こういう話題にはすっかり
慣れっこなのだ。JAMSTECに来られたばかりの研究者は驚かれたり不安だったりするかも
しれないが、これがこの研究所の特色のようだ。

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科学や技術は時の流れとともに変化することもある。
流れには溺れることなく乗っていきたい、と思う。


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ふじまりも

こんばんわ(^.^) MANTA様
今夜の世間は納会パワー前回というところでしょうか(^.^) 
この行事?風習?慣例?も 今となっては日本風・日本式な感じがして、なくなって欲しくないと思ったりしてます。
全く関係ない話でm(._.)m ゴメンなさい。 ホント(^.^)
by ふじまりも (2007-12-28 19:52) 

MANTA

- ふじまりもさん、コメントありがとうございます。
次の記事へのコメントかな?ネクタイパワーがコメント欄をゆがめてしまったか?
ネクタイを頭に巻く風習はなくなってもまあよいですが、楽しく飲んで
適度に騒ぐ風習は好きです(^^)。組織が変わっても楽しく飲もうぜ!
by MANTA (2007-12-28 20:53) 

kawatihanda

はじめまして。麒麟と申します。いつも楽しく拝見させていただいております。
読んでいて会社勤めをしていた時のことを思い出しました。どうも日本人は大きくものを見ようとするよりも自分が所属している狭い世界でものを見ようとする傾向が強いような気がします。
それともうひとつ読んでいて青函トンネル建設時の話を思い出しました。
「匠の時代・3」(講談社文庫)の91㌻に「田小倉トンネル(福島県・只見)」掘削の話がでてくるのですが、これが青函トンネル掘削の予行演習になったそうです。というのも両トンネルは同じ地層を掘削して建設したトンネルだからそうです。
by kawatihanda (2007-12-31 04:07) 

MANTA

- キリンさん、あけましておめでとうございます。
いつもNiceを頂きまして、ありがとうございます。

>自分が所属している狭い世界でものを見ようとする
それは国内外の研究者で共通です(私もきっとそう)。ただ、海外の研究者
の合理性は筋が通っていて、合理的に必要であれば自分の専門分野外
の分野にサッと乗り込んでいったり、ちょっと取り入れたりしますね。
トンネルの例えは、すみません、ちょっとよく分かりませんでした(謝…)
by MANTA (2008-01-01 03:12) 

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