So-net無料ブログ作成
検索選択

日記は誰のものか?(2) [ ブログ著作権メモ]

前回の続きだ。

非公開日記を、書籍化することは(mixiの新規約の場合は)電気通信事業法に
抵触するため、できなさそうだ。では全体に公開している日記についてはどうだろうか?
これも作者のもの、といえるだろうか?

hoge.jpg
  あなたの日記が狙われている??

問題その2:全体に公開している日記の内容や写真を勝手に出版されてしまう?
これは特に作家や芸術家のプロやセミプロにとっては深刻な問題だ。
しかし実は致し方ないことだと私は思う。

例えば無料のコンサートホールを考えてみよう。演奏するアーティストの使用料が無料ならば
聞きに来るお客さんも入場無料。なんとすばらしいホールだろう。たくさんのアーティストや
お客さんが集まってくることだろう。 しかしホールはお金を儲けないと潰れてしまう。
このときのビジネスモデルは次のようである。
 1)Freemium:1ステージ10分までは無料、それ以上のイベントはプレミアム料金として
          アーティストに課金する。お客さんは入場料を払うことになるだろう
 2)広告:無料だけれども、演奏の前後に広告が付いたり、宣伝チラシが付いてくる
 3)内部補填:演奏は無料だが、ホールでの演奏のDVDや曲そのものの販売権や
          編集権をホールが持つ。

以上の1~3は、下記の記事に基づいている。「無料」について端的にまとめられている。
●Free(池田信夫 blog)
 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/51ddc12b7cad18e0c0e94da508a36c83

つまりは「タダには仕組みがある」ということである。ホール(mixi)が「内部補填」で稼ごう
とするならば、それはFreemiumや広告では支出をまかなえなくなったことを示すのかも
しれない。アーティスト(ユーザー)はホール(mixi)の条件を受け入れて、その場所で
活動を続けるもよし(それがmixiを支えることになるのであろう)、それが嫌なのであれば
別のホール(mixiとは別のサイト)で活動をすればよい。あるいはホール(mixi)に現状の
維持を訴えるのであろう。いずれにせよ、「活動の場所」があっての、作品配信なのだ。

結論:新規約では、mixiの「全体に公開」の日記はユーザーとmixiの双方もの。
またこの状況は一旦消えたとしてもいつでも再燃する火種だ。

なおmixiの悪口をあちこちで言いふらしたり、mixiの株価が下がることによって、
mixiが「ユーザーを無視してすまなかった」と翻意することは期待しないほうが
いいだろう。悪い評判が立てば経営はより苦しくなるだけである。

人気ブログランキングへ

その後、mixiからは補足説明がなされている。サーバーの管理上の規約改定という
ことだそうだ。しかしユーザーの納得は得られていない。
●mixi側から釈明出る(松浦晋也のL/D)
 http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2008/03/mixi_86f3.html

当然だ。例えば当ブログの利用規約(http://www.so-net.ne.jp/blog/regulation/)を
見ると、「著作権は、ユーザーやその他正当な者に属する」「So-net Blogがブログの内容を
無断利用する場合は宣伝・広告に限る」としている。このように目的を限定してもらえれば、
ユーザーとしても納得や協力のしようがある。これに対して、mixiが「サーバ管理に限る」
という一文をいまも新規約に入れていないことは、それ以外の利用を視野に入れている
ことを、暗に(明に?)物語っているのである。
nice!(10)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 10

コメント 6

SAKANAKANE

この記事だけを読む限りでは、実に当たり前のコトのような気がします。
by SAKANAKANE (2008-03-07 21:42) 

MANTA

>実に当たり前のコトのような気がします
そうなんです。
ネット上には今回のmixiの件に対して、「ユーザーをバカにしてる」「日本を
代表するSNSの会社なのに」「法律違反だ」とmixiユーザーからのなかば
感情的な意見が多数です。なので、ホントの所はどうなのだろうか?と、
できるだけ客観的に書いてみたら、こんなに「アタリマエ」の記事になって
しまいましたよ(苦笑)。
by MANTA (2008-03-08 08:50) 

素風

しばらくmixiにログインしないうちにこんなに大変なことになっていたとは。びっくりです。MANTAさんの記事である程度理解できました。ありがたいです。私自身はSo-net blogを日記としてリンクしているやる気のないユーザーなのですが、今回の件をきっかけにきっちり問題を把握しておいたほうがよさそう。
by 素風 (2008-03-10 09:26) 

MANTA

- 素風さん、コメントありがとうございます。
あたりまえのことですが、日記とはいえインターネットというすっごい武器
のうえで書かせて貰ってるんですよね。タダで。だからそのメリットと
デメリットは自覚せねば、とは思っています。
by MANTA (2008-03-11 07:23) 

化学系の嫁

 無料携帯サイト「魔法の○ランド」(伏字にしてみました)
では、著作権は運営側にあるとしているようです。
雑誌も創刊していますし。
 主なユーザーが中学生や高校生ですから、これは記事の
2と3を併用、と言うことになるのでしょうね。
by 化学系の嫁 (2008-03-14 18:55) 

MANTA

コメントありがとうございます > 化学系の嫁さん
「○ランド」のページとおぼしきところで会員規約を見ましたが、文言は
MIXIのそれとほとんど同じですね。「○ランド」さんはケイタイ小説もだされて
ますから、MIXIも同じような方向性と考えておくとよいようですね。
by MANTA (2008-03-15 13:22) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る