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送別会 [ 研究実況 Old..]

img682.jpg
年度末だ。今日はとあるところで送別会。
多くの旧友とお世話になった先生方にお会いできた。
皆、変わらない。久々にお師匠さまにも会えた。

メインゲストである定年を迎える先生方のお話も伺った。
野外観測にかけた40年間のお話は、今現在 海底観測を生業としている私は
到底無関心ではいられない。
「あと5年あれば…」とおっしゃる先生もおられれば、
「私の定年に伴ってこの観測はやめました」というお話もあった。
長く観測して初めて見える科学的発見もあるだろうに…

スクリーンのグラフの横軸は30年間とか40年間だ。
graph1.jpg
例えばこんな感じ(イメージ)。ある先生が担当されていた野外の連続観測点の数。
投影してしまえば小さく見えるが一人の研究者の一生がそこにある。
このグラフにはもう続きはない。2008年で終わりだ。
一部の観測は他の先生に引き継がれるが、「このグラフ」は終わりなのだ。

最近の野外観測の進歩のめざましさも目立った。
graph2.jpg
例えばこんな感じ(イメージ)。別の先生が示された、ある観測のデータの増え方だ。
ムーアの法則のようなもので、倍々といった感じだ。(こちら)。
同時にメキメキ増えるデータに解析が追いつかない現状も浮き彫りに。
肝心の「人」が足りないのだ。技術の進歩はこれからも続く(点線のように)。
あとに続く我々はどうすべきか?

この先生は定年後の時間を利用して、未解析のデータを解析されたりするのだろうか?
(私ならそうしたい!ありあまる時間を純粋に科学に費やせるなんて、なんという幸福!)
あるいはもう後進にまかせて、全く別の人生を歩んで行かれるのだろうか?

ともかく、送別会は盛会であった。
スクリーンには先生方の若い頃の写真が映っている。
slide.jpg
その横には、若い頃の私や後輩も映っている。皆、大笑いである。
花見のあと、麻雀をしたこと。バーベキューで酔いつぶれた先生のこと。
そんな話をしているうちに、お開きの時間となった。

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ともかく、お世話になった人たちにお別れの挨拶をできたのはよかった。
そしていろんな事を宿題としていただいた気がした。
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MANTA

素風さん、キリンさん、SAKANAKANEさんなど、Niceをいただいたにも
関わらず当方の不注意で消してしまいました。申し訳ありません。

SAKANAKANEさんからはこのようなコメントも頂いてましたのに、こちらも
誤って消してしまいました…本当にすみません。
「>「人」が足りない
 国を挙げて取り組んでいる所には、置いて行かれてしまいそうで...」

途中までしか復元できませんでした… もしよろしければ再コメントいただけ
ますと幸いです。ごめんなさい。

by MANTA (2008-03-30 22:32) 

SAKANAKANE

>「人」が足りない
国を挙げて取り組んでいる所には、置いて行かれてしまいそうで心配ですね。
by SAKANAKANE (2008-03-31 01:15) 

MANTA

再コメント、ありがとうございます > SAKANAKANEさん
国は「物」にはお金を出しますが、「人」にはお金を出さない傾向にあります。
「物」の維持費についても出さない傾向にあります。
データはたまれど、人がおらず、の状況は国の出資状況とリンクしています。
また言い換えれば研究者自身も物に頼った研究をすすめがちともいえます。
どこかで考え直さないといけないのですが…
by MANTA (2008-04-01 07:22) 

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