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深海へ潜る(13) [ 海底鉱山]

潜水調査船での海底調査も一段落。今回は調査中に出会った生き物たちを御紹介。

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潜水調査船「しんかい6500」で沖縄沖の海底へ潜ってみたら、あれま、
結構たくさん生物がいるわ、いるわ。写真はカイメン?ウミユリ?の仲間っぽくて、
海底で揺れてました。高さは50cm以上はありそう。

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お次はカニ、じゃなくてエビ。「ゴエモンコシオリエビ」というらしい。
海底でお湯が吹いているところで暮らしている(だからゴエモン)。
他にも(ここには写ってないけど)オハラエビというのがいるらしい。
名前の由来は、「朝寝 朝酒 朝湯が大好き」な”小原庄助さん”から。

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こちらもゴエモンコシオリエビ。そして右後ろに写っている、黒っぽいモヤモヤしたものが
熱水噴出孔。同じく黒っぽい岩のてっぺんからでている(煙突のように見えるので、この岩は
チムニーと呼ばれている)。吹き出す熱水の温度を測っていないけど、たぶん100度は楽勝で
超えていて、200度くらいあるかも。こんな高温のお湯の近くで、彼らは身を寄せ合って
生きている。暗黒の海底で、いったい何を思い、何をささやきあっているのだろうか。。。

こちらもカニ。っていうかこちらがカニ。
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名前はわからないけど、ふつうのズワイガニに見える。
でも色は白いのね。味はどうなのだろうか?硫黄臭いのかな?

こうした生物の様子は、動画や写真ではなかなか伝わらない。
特に深海生物が生活している様子は、研究者自身が海底で間近に観察することが
必要で、そのために潜水調査船はあるといっても過言ではない。
世界では(研究ベースでは)日本・米国・フランス・ロシアが6000m級の潜水調査船を
保有しているが、中国が新たに(そして世界で最も深くまで潜れる、自律航行可能な)
潜水調査船の運航に成功したらしい。

潜行深度は6600mだったらしく、日本の「しんかい6500」の記録は破られた。
●中国 潜水試験で日本の記録抜く(NHK)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120616/k10015870861000.html
つい先日も(このような潜水調査船ではないが)、映画監督のジェームズ・キャメロンが、
小型の潜水ポッドで世界最深部のマリアナ海溝への潜航に成功したと報じられた。
一方で、「しんかい6500」も完成からそれなりに年数が経過していて、次世代の潜水船
をどうするかの議論が再燃するだろう。「もう有人潜水調査船なんていらない!」って
言っている技術者や科学者もいると聞く。はてさて、どうなるやら…

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一方、船の上にもいろいろな訪問客が来た。
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たとえば映画「タイタニック」のごとく、船の船首に佇むのは…

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ウミドリらしい。なんという種類だろう? 小柄なので子供なのかもしれない。
だとしたら親鳥はどこにいったのだろう?

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こちらはウミドリではなく、小鳥。船が沖縄港に近づいた時に、船内に紛れ込んだらしい。
こいつも無事に、陸に戻れたのだろうか…? (聞くところによると、格納庫の隅っこの
ほうでお亡くなりになってた小鳥が見つかることがちょいちょいあるらしい)

そしてネコも!!
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ウソ。船の上ではなくて、横須賀のJAMSTECに行く時に、ときどき泊まる旅館に
飼われている白黒鉢割れのネコ様。名前は「ミーコ」って言ったかな?
臆病でなかなか姿を見せてくれないのだ。

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外に出たいのかなぁ? でもこのあと私がチェックアウトしても、出て行かず
むしろ私を見送ってくれた。

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ちなみにこの旅館、女将さんのお婆さんがお嫁入りの時にはもう建っていた
らしいので、すごく古い。女将さんともども、長く続いて欲しい宿である。
●追浜園(Yahooトラベル:ネットでは予約できないので電話してね)
 http://domestic.hotel.travel.yahoo.co.jp/bin/hotelshisetsu?chiku=4238&shisetsu=A18

脱線しちゃった。つづく。
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コメント 4

成魚

ご無沙汰しております
ダイバーの成魚です
暫くの間(もう数年経ちますが)ROMだけでした
しんかいはだいぶ改良されたんですね
妻も相変わらず、こちらを参考にさせて頂いております
このライブ感を伝えるべく奮闘しています
特に船上からでの食事の話は来館者も興味深いようです
これからも身体に気をつけて頑張ってください
楽しみにしています
by 成魚 (2012-06-26 11:44) 

MANTA

成魚さん、ご無沙汰いたしております。お元気ですか?

>しんかいはだいぶ改良されたんですね
そうなんです、また一度会いに行ってあげてください。
一方で、中国の潜水調査船についに記録を抜かれました。
しんかい6500も完成してから22年が経ちました。やむを得ません。
http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/shinkai6500.html
一方で、次世代の潜水調査船の声はあまり聞こえてきません。このままでは
そう遠くないうちに「しんかい6500」は廃船となり、その技術は失われることでしょう…暗い話になってしまいました。ぜひ明るいお話を聞きたいですね。

このブログ、アクセス数は減っていないものの、TwitterやFacebookの
影響なのでしょうか、コメント数は激減しています。「もう興味を持って読んで
くれる人は少なくなったのかなぁ?」とも思う今日この頃ですが、こうして
コメントを頂けることは励みになります。まだまだ続けたいと思います!
by MANTA (2012-06-27 02:53) 

optimist

最初の写真は、もしかしてカイロウドウケツ?
やはり、生で見ると、感動ものなのでしょうね♪
by optimist (2012-07-04 00:21) 

MANTA

「カイロウドウケツ」というのですか?知りませんでした。
いま検索してみましたが、確かに似ていますね!

by MANTA (2012-07-04 06:42) 

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