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M0.3の差は大きい [ 科学ニュース Old..]

能登半島地震の震源付近には志賀原子力発電所がある。
今回の地震はこの原発の建設時の想定地震の規模を上回っていたらしい。

●<能登半島地震>志賀原発の想定規模上回る
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000081-mai-soci

同じニュースについて、某TV番組でのやりとり。
 アナウンサA「この地震の震源近くに位置する志賀原発はM(マグニチュード)6.6の地震
         に耐える設計でしたが、今回の地震はM6.9でした」
 アナウンサB「この0.3の差は大きいのでしょうか?」
 アナウンサA「…」

アナウンサーさん、M0.3の差は大きいのだ。

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緊急地震速報は命を救うか? [ 電磁気で地震予知]

乗船レポートが続いていますが、例によって例のごとく(?)レポート終了前に下船して
しまいました。あと2回くらい続きますが、下船して早々、能登半島地震が起きました。

●能登地方で震度6強、1人死亡・191人重軽傷
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070325-00000005-yom-soci

犠牲者の方は石灯籠の下敷きになられたそうです。あれだけ家屋が倒壊していても家屋の
中で亡くなられた方はおらず、火災もおきなかったのに… ご冥福をお祈りいたします。

地震起きたとき、私は中部地方の某大学で会議に参加していました。そこには緊急地震速
報の端末がありました。「緊急地震速報」とは、気象庁が2004年2月に試験運用・配信を
開始した新しい地震情報です(このブログでも取り上げたことがありました)。本震のときは
端末前にいませんでしたが、余震のとき緊急地震速報の詳細を見ることができました。
全国に展開している地震計のデータを即時に解析して、ある場所に地震の揺れが到達
する前に予想震度と到達までの時間などを配信します。


 こんな感じ(イメージ)。とっさのことなので写真を撮れる
 わけもなく、記憶を元に描いてみました。

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続 東海に挑む ~トラブル~(6) [ シリーズ実況 Old..]

前回からの続きです。

今回のミッションは、豊橋沖に延びている海底ケーブルの先っぽ(こちら→)に
「分岐装置」を取り付けることです。


  これが「分岐装置」です。

以前は黒かったのですが、お色直し?で白くなりました。分岐装置の能力は、海底へ置く
予定の様々なセンサーに電力を送り、時刻を教えて、その代わりにセンサーの測っている
データを陸上へ送り返します。電力・時刻・通信の分岐を行うから「分岐装置」なのです。

分岐装置には水中で着けたり外したりが可能な特殊なコネクターが付いてます。
「ROVコネクター」といいます。

左の青いものです。右のオレンジのは単なるキャップです(大袈裟!)。
このROVコネクターを使って、色々なセンサー(地震計や磁力計など)を海底で分岐装置に
つないだりはずしたりできます。故障したり旧型になったセンサーを新型に変えることもでき
ますし、全然違う種類のセンサーと取り替えることも可能です。都合により、今回はまだ
センサーは取り付けません。年度明け(4月)の航海で、地震計と磁力計を取り付けに、
この豊橋沖の海域にまた戻ってくる予定です。

ところが…問題が発生。

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続 東海に挑む ~釣り上げた~(5) [ シリーズ実況 Old..]

前回からの続きです。

豊橋沖の作業海域に着いたら、早速海底ケーブルの釣上げに架かります。
用意する道具
 ・ロープ(とっても直径10cmくらいのブットイやつ)
 ・カギ爪
 ・チェーン(おもり。カギ爪が海底に付くように)

こんだけ。これを海底まで下ろして→海底でカギ爪を引きずり→ケーブルを引っ掛けます。

さあスタート!1回でうまく行かないときは、ケーブルを横切っていったりきたりしなが
ら、ケーブル引っ掛けに何度も挑戦します。何時間かかるかなぁ… とおもっていたら、
なんと1回目の挑戦でケーブルを引っ掛けました。おみごと!


引きあがってきたカギ爪(黄色)。写真小さくてごめんなさいね。

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続 東海に挑む ~コンセント設置~(4) [ シリーズ実況 Old..]

前回からの続きです。

今回の航海の一番の目的は、海底ケーブルにいろいろな観測装置をつなぐために、
ケーブルの先っぽに「分岐装置」をつなぐことです。

「分岐装置」はいままでも何度かでてきました(古くはこちら、最近はこちらこちら)が、
「海底コンセント」です。海底の観測装置に電気を送る役割と、観測装置のデータを陸上に
送り返す役割を担っています。「海底USBハブ」といったほうがいいかもしれませんね。
(USB接続ではないですが)

設置の様子をアニメにするとこんなかんじ。

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続 東海に挑む ~いざ豊橋沖へ~(3) [ シリーズ実況 Old..]

北九州から出港し、一路、豊橋沖へ。いつものあの海域です。
シリーズ実況「東海に挑む」

着くまでの間には、海底に設置する装置の調整もしますし、退船訓練もします。

救命胴衣の付け方を教わりました。

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続 東海に挑む ~出港~(2) [ シリーズ実況 Old..]

新幹線にのってたどり着いたのは門司。関門海峡の「門」のほうです。

ここから海底ケーブル作業専用船のへ乗船しました。
昨年12月の記事「地震vs海底ケーブル」で紹介しました、あの船です。
この船でこれから海底ケーブルを引き上げて、その先に地震計やら磁力計やらをつなぐ準
備をしにいきます。

場所は、またしても東海沖です。1月のシリーズ実況「東海に挑む」の続きなのです。


ケーブル船を後方から見たところ。
まさしく「お尻」ですが、ここから海底ケーブルを船上に引き上げたり、船上からケーブ
ルを繰り出したりします。


関門大橋。100年前、ここで外国とドンパチやったのでしたっけ?
下に見えるのは巌流島かな? などと思いつつ、出港。

つづく

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ということでシリーズ実況「続 東海に挑む」、何回かやります。

※本シリーズの続きは下記でご覧頂けます。
 http://obem.jpn.org/field056.html
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電磁気で地震予知 ~地震予知のやり方(2) [ 電磁気で地震予知]

連載「電磁気で地震予知」の第2回目です。

現在は不可能といわれている「地震予知」ですが、成功させるにはどうすれば
よいのでしょうか?今回は「地震予知を成功に導く方法」を考えましょう。

地震予知といっても、全くできていないわけではありません。これまでの研究によって、
ある地域で将来発生する地震の震源の場所や規模は概ね分かってきてはいます(注)。
ただ、全くダメなのがいつ起きるかという「時期」です。「毎年夏、1つか2つは日本に
来るよ」っていう台風予報だと全く役にたたないのと同様、場所や規模が分かっていても
いつ来るかが肝心なわけであって、この1点で「地震予知は困難」とされているわけです。
例:地震予知は「時期」課題=火山監視、弱体化に懸念−現行計画の中間評価・文科省審
時事通信 :1/15)  ※元ネタはこちらこちら

そうなると「地震発生のちょっと前におきる変わった現象」に注目が集まります。例えば、
先日の記事(その1その2)にあるように、「ラドン濃度が地震の前に通常よりも高い値を
示す」といった異常な変化は典型例といえます。

このような地震前の特異な現象は魅力的です。科学的立場からは、地震の前にそのような
現象がどうやってでてくるかが大変興味深いのですが、先日のラドンによる地震予知の記事
に頂いたコメントのように
「実利的な側面からだと、必ずしもメカニズムが解明される必要はないのではないか?」
「メカニズムが不明だけど、その因果関係を利用している技術は沢山あるのでは?」
という意見もあります(ちゃめさん、サンキューです)。私個人も、家族を知人を、人類を
災害から救えるかもしれない方法探求には正直魅力を感じます。

しかし、地震の前の特異な現象を追うだけでは、地震の予知をすることは難しいのです。


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続 東海に挑む ~いよいよだ~(1) [ シリーズ実況 Old..]

ついにここまで来た。いや新横浜駅のことやなくて(笑)

この2年間の苦労がみのるかどうか、確かめてみようぜ。
てことでちょいといってきますよー
詳細はしばしまて!

※本シリーズの続きは下記でご覧頂けます。
 http://obem.jpn.org/field056.html
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メタンハイドレートのシャボン玉 [ 科学ニュース Old..]

asahi.comなどに載ってますが、日本海でメタンハイドレートの「泡」が見つかったそうです。
海底から「泡」の柱 メタンハイドレートの撮影に成功(asahi.com)

東京大学の松本先生やJAMSTECの研究者が、ROVハイパードルフィンを日本海に派遣
した結果、メタンハイドレートが泡のように立ち上っている様子の撮影に成功しました。
日本海の「この場所」は、私にとってもおなじみです(こちら→

asahi.comには写真がありますが、様子がよくわかりません。
聞いた話と見せてもらった映像によれば、たぶんこういうことのようです。


  上昇するメタンガス、その周りに膜状のメタンハイドレート

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書きかけの記事を飛ばさないコツ [▼ブログ管理]

さて質問です。ブログを書いていてこんなことはありませんか?

1) ブログで書きかけの記事を飛ばしてしまった。
  (はい・いいえ) 

 ソネブロユーザは幾度となく見たこの画面
 泣けますね。

2) 他のホームページの記事紹介のとき、コピー&ペーストで行ったり来たりして疲れる。
  (はい・いいえ)

3) メールアドレスなど決まったキーワードを毎回打つのに飽きた。
  (はい・いいえ)

1つでも「はい」と答えた方、いい方法をお教えしましょう。
常々の不便を解決してくれる、いいフリーソフトがあります。1つで全部解決です。

その名はMr. Clipboard。
      

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公共事業化する宇宙開発 [ 科学ニュース Old..]

公共事業というと悪しきイメージがまとわりついているが、それ自体はけっして悪いこと
ではない。みんなでお金を出し合って、役にたつものを作ったり持ったりしようというだ
けである。(例:Wiki 公共事業→
ただ、せっかく作ったモノが人々に与えてくれる効果を計れなかったり、実感できなかっ
たりすれば、単なる税金の使い放題と取られるだろう。

あちこちにはびこる「悪しき公共事業」だが、一部の宇宙プロジェクトにもその匂いがする。

●<情報収集衛星>打ち上げ成功…4基態勢に
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070224-00000081-mai-soci

このニュースのタイトルには「4基態勢に」とあるので、一見、情報収集衛星を褒め称え
ていると思いきや、そうではない。読んでいただければ分かるが、せっかく4基そろった
ものの、2003年から稼働中の2基の情報収集衛星があげた成果は「国家機密」の名目で、
明らかにされていないようだ。

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