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美とはなにか? [ 科学コミュニケーション]

さきほど、NHK Eテレで「日曜美術館」を見た。
今日の特集は「楽焼」。茶碗・花入・香炉など、茶道具として使用されている。
●日曜美術館「利休の志を受け継ぐ 樂家450年 茶碗(わん)の宇宙」
 http://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2017-01-15/31/29276/1902708/

定本 樂歴代―宗慶・尼焼・光悦・道樂・一元を含む

定本 樂歴代―宗慶・尼焼・光悦・道樂・一元を含む

  • 作者: 樂 吉左衞門
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2013/03
  • メディア: 単行本



茶器/茶道具・抹茶茶碗/松楽作 野点茶碗 黒楽

茶器/茶道具・抹茶茶碗/松楽作 野点茶碗 黒楽

  • 出版社/メーカー: いいもの厳選ほんぢ園
  • メディア: ホーム&キッチン


千利休と共に始まった楽焼、楽茶碗。時の芸術家、というよりも権力者に愛されてきた。
楽焼の「楽」の字も、豊臣秀吉が居城として京都に築いた「聚楽第」が起源らしい。
しかし、そこにある美しさとはなんだろう?

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池上彰の発明(2) [ 科学コミュニケーション]

昨日は池上彰さんの新聞整理術の話をしましたが、その続き。
私は、池上さんは偉大な発明者だと思っています。

これの発明者です。
goodq.jpg

池上さんの名台詞です。新語・流行語大賞トップテンにも選ばれたようですね。
●【2010流行語トップテン】「いい質問ですねぇ」池上彰 喜びのコメント
 http://www.oricon.co.jp/news/82608/full/
すなわち、こんな使い方です。
・池上さんのニュース解説などを聞いた人が質問をする。
 例:ひな壇のタレントが「え?どうして△△なんですか?」
   あるいは「ということは○○は××なんでしょうか?」
・質問へ答える前に、池上さんいわく「いい質問ですね~」
 そして質問に答えつつ、より詳しい解説へ。


この「いい質問ですね~」、実は難しいセリフだってこと、ご存知でしたでしょうか?

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池上彰の発明(1) [ 科学コミュニケーション]

NHK子供ニュースで有名になった池上彰さんが、昨日古巣のNHKの
朝の情報番組「あさイチ」に出演されました。
●池上彰氏、古巣の有働アナに「紅白の司会外れたのはどうでしたか?」と斬り込む
 http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170106-OHT1T50076.html

ついさっき、家内が録画していた番組を一緒に見てましたが、その中で紹介されていた
新聞記事の整理方法はとても参考になりました。かいつまんで書くと、、、
1) 新聞記事をざっと読んで、気になる記事はそのページだけ切って(ハサミなど
 使わずに、1枚を手でちぎる)、持ち歩く。
2) ちょっとした時間の合間に先程の記事を読む。面白い記事だと、ファイルする。
 (クリアフォルダにただ放り込むだけ。関連する記事は同じフォルダに放り込む)
3) いくつか関連記事が溜まったら、複数記事をまとめて読んでみる。
4) 「もうこの話題は古いから要らないな~」とおもったら、古新聞に。

キャプチャ.JPG

※池上さんの新聞利用術はこちらでも紹介されています。
 ●池上彰さんが語る「大人のニュースの読み方」
  http://www.lettuceclub.net/campus/lecture/20140425/
 ●池上彰 新聞勉強術|こんなにも役立ち面白い新聞/新聞奨学生通信/新聞奨学生コラ
  http://shinbun.hitorigurasi.net/column/column23.html

池上さんは元NHK記者ですから、きっと既存の整理術などに基づいて、ご自身の
新聞整理術を見出されたのでしょう。とても参考になりました。

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シチミか、ナナイロか [ 科学コミュニケーション]

先日、東京(新橋)に行った。とある省庁で会合があったためだが、これがまた、
聞いていたのを遥かに上回る大変なものであった。なるほど、だからわざわざ
某研究機関の方が「先生、よろしくお願いします」的な事前説明に来られたのね。
うーん、大変だ……と気落ちする数時間ほど前。

前置きが長くなったが、新橋近くで昼食を取った。蕎麦だ。元来、うどん好きであるが
東京に来たらやっぱり蕎麦だ。たまたま入ったお店でワカメ蕎麦を頂いたが、蕎麦
のみならずワカメも美味しい。水にもこだわっていると、張り紙にある。

 DSC_0243.JPG
 卓上の七味唐辛子。

あ、ここはこだわってないのね。京都だと清水寺の七味屋さんとか、原了郭さんとか
人気の七味があるのになぁ。東京には本格七味はないのかな?と思って調べてみたら
七味唐辛子はどうやら東京で発明されたらしい(※1)。ほほぅ。

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謎や疑問の追究方法:ナウマンの場合 [ 科学コミュニケーション]

「研究」と「勉強」(学習と言ったほうがただしい)の違いはなんだろう?
高校までひたすら打ち込んできたのは、勉強あるいは学習(Learn)の方だろう。
一方、大学に入学し、4回生ともなれば、卒業するために研究(Research)なるものを
やらないといけない。卒業論文を書いて、晴れて卒業という大学は多い。

「研究」と「勉強」の違いはなんだろう?
私はよく、この問いを高校生や大学1回生に向けて投げかける(※注1)。
私なりの正解は、「勉強には答えがある、研究には答えはない」だ。
解答の付いていない参考書で受験勉強できるだろうか? 
他方、解答付きの研究など、私はみたことはない。
(大抵は想定した「解答」と違ってくるものだ)。

科学的研究とは、つまりは謎や疑問の追求である。
しかし卒業研究などが徐々に佳境を迎えつつある昨今、研究の進め方で悩む学生も多い。
今日は、ある研究者の足跡を辿って、上手な謎の解き方を考えてみよう。

P8170139.JPG
 唐突にゾウ。タイにて撮影(この話題もまたブログに書かなきゃ)。

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「考察」なのか「議論」なのか? [ 科学コミュニケーション]

いま大学では卒業論文や修士論文の作成に大わらわである。
そして、できあがってきた下書きをみて、指導教員は日々愕然としている。

・研究の目的と結論があっていない。
・得られた結果を考察していない。
・そもそもなんのための研究か理解できていない?
・主語と述語があってない。
・文献を全く引用していない。

どうしたことか? 偏差値の高い国立大学でも、そうでない大学でも、この問題は
共通に起きている。どうやら、小中高の「国語」の授業で、このような論理的な文章の
書き方を学んでいないようだ(ホント?)。なんとなれば、一流大学と言われるところの
理系学生に文章ベタが目立つように思われる。受験科目に特化して勉強してきたため
文章の大事さを会得できていないのか?

pen.JPG

そんな中、わりと深刻なのが「考察」ができない学生が多いことだ。
分かったことをただ羅列する、それが「考察」だと思っているフシがある。
さらに「考察」と「感想」の違いが分からないという学生もいるらしい。
なぜそんな状態に陥るのか?

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インパクトファクター信仰の危うさ [ 科学コミュニケーション]

学校といえば「定期試験」であり「成績」である。生徒は成績で評価される。
では学校を出た後はどうだろう? 一般の方々には馴染みが薄いが、
大学や研究所で働く科学者にも「成績」がある。

「インパクトファクター」と呼ばれるものがそれにあたる。
これはそもそもは科学者の成績ではなく、科学的な学術雑誌の指標である。
●インパクトファクターについて(トムソン・ロイター)
 http://ip-science.thomsonreuters.jp/ssr/impact_factor/
Impact.jpg
図にするとこんな感じ。ある雑誌上へ、最近の数年間(3年間)に掲載された論文
が他の論文に何回引用されたかを調べて数値化する(引用総数÷掲載総数)。
論文がたくさん引用される雑誌ほど、優れた学術誌!というわけだ。
本来は雑誌の格付けの指標だが、近年は科学者の格付け指標にもなりつつある。
例:「私はインパクトファクター4以上の雑誌に●本の論文が掲載されております!」

インパクトファクターは「雑誌全体の引用回数」だが、「個々の論文の引用回数」
を調べることも可能なので、それを「成績」としているケースもある。
例:「私の●●に関する論文は、これまでに●●回引用されています!」
これを発展させて、科学者の影響力を測る指標も提案されている。
●「h指数」とは何か?
 http://www.editage.jp/insights/what-is-the-h-index

ヒトは(特に科学者は)数字に弱い。自分の業績が数値化されることを好み、他人と
比較し、優秀さの宣伝材料とする。この客観的数値の凄さは、専門分野を越えた業績
比較すら(実用には問題があるとはいえ)可能としたことだ。しかしインパクト
ファクターなどの信頼度は早晩低下すると思われる。理由は次の経験からだ。

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第2のSTAP事件を防げるか? [ 科学コミュニケーション]

小保方氏の問題は概ね片がついた。あとは理研退職後の彼女に
どんな沙汰が下るか、そして同様の事件を今後どうやって防止するか
である。関連する科学者はやっと本来の研究活動に戻れるだろう。

しかしちまたでは相変わらずこうである。
●今は存在せずともSTAP細胞は死なず、でいいのではないか
 http://plaza.rakuten.co.jp/odata325juk/diary/201412190000/
(以下引用)”ただこれでSTAP細胞は存在しない、と結論は出せないだろう(中略)
 今は存在せずとも、STAP細胞は、貴方たちに広く門戸を開いて待っている”(※注)
●小保方氏が「魂の限界まで取り組んだ」ことへの評価について
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141220-00000018-pseven-soci
(以下引用)”「ケシカラン!」「とんだ食わせ者だ」と尻馬に乗って非難するのは、
 もっとも恥ずかしい行為。(中略)叩きやすい相手を無邪気に叩いてしまうみっともなさ
 を他山の石にさせてもらいましょう。”

小保方氏が男性だったらどうだろうか? このような擁護論はでるだろうか?
何度でも言うが、彼女達が主張していたSTAP細胞には、なんの根拠もなかった。
仮に今後、誰かがSTAP細胞を作ることができたとしても、彼女達は今回、科学的には
間違ったことを言い、周囲を翻弄した。故意であろうとなかろうと、科学者としては失格だ。

 10953083134_09500df8f1_z.jpg
 疑惑の霧はまだ晴れてはいない。
 (Golden Gate Bridge by Takashi Hososhima)
 (http://www.flickr.com/photos/46151146@N04/10953083134/

その一方で、次のようなコメントを当ブログに頂いた。
(前記事を参照。”り”さん、さんきゅーです)

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大学にとって「必要なこと」とはなんだろうか? [ 科学コミュニケーション]

久々にブログを更新します。
今月は海底観測装置の整備にはじまり、東北での野外観測、学会発表、
論文執筆(まだ終わってない…)、論文査読などなどで慌ただしく過ごしていました。

さて先日、とある会合で、とある先生が大学の「現状」を次のように語っていました。

 - 理系の研究者は「社会に役立ちますよ」といって予算を獲得するが、オモテの
  目標はほどほどの達成度ですませておき、そのウラで本当にやりたいことを
  好きにやっている。

 - 文系の先生は逆に「ならば私達は社会に役立たないことをやるんだ」といって、
  武士も食わねど高楊枝(社会からの乖離)。

 - 大学にはもはや(昔から)輝く何かなどない。社会がただ期待しているだけだ。

うん、思い当たるフシはなきにしもあらずです。
例えば、研究成果を出すには実験や観測、理論の構築が必要です。まとめられた
調査結果は論文になり、学術誌に掲載されて、やっと陽の目を見ることになります。
しかしそれには時間がかかる。
データを揃えるのにまず時間がかかりますし、論文を雑誌に投稿してから掲載されるまで
も時間がかかります。多くの場合、研究プロジェクトが終わってから、研究成果が出始める。

なので、理系の研究の場合は研究プロジェクトの遂行と、研究成果の発信がズレズレに
なることはしばしばです(下図は例)。
seika.JPG
 ※成果発信の一部はプロジェクト実施中に始まっています。

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美味しんぼ騒動とSTAP騒動の共通点(2) [ 科学コミュニケーション]

先日の続きです。
下の図を見て、「野球選手の身長と年俸には関係があるか?」を議論してました。
グラフからは「なさそう」と思うのですが、ある人は「ある!」と言い張ります。果ては
「身長と年俸に関係がないという証拠はあるか?」と言い出します。
fig2.JPG
 前回の図と同じですが、赤・青点の区別をやめました。

どのようなデータにも常に「ノイズ」がつきまといます。いまは身長以外に年俸を左右
する要素がノイズになっています。ですので「身長と年俸の関係は明瞭ではない」と
までは言えますが、「全くなんの関係もない」とまでは言い切れません(※1, 2)。
これは科学の限界だと言えます。「ないこと」を証明するためにはノイズゼロのデータが
必要ですが、実際はムリです。故に科学において「ないこと」の証明は不可能な場合
が多く、「悪魔の証明」(=実行するのが不可能な証明問題)とも呼ばれています。

…人間は思い込みが強い生き物です。多くの人たちは”希望するように物事が動く”
(動いてほしい)と強く思っていますが、願いが強すぎると科学も次のように歪みます。

1) 自身の思い込み(仮説)に沿うデータがあれば、「これは○○の証拠だ」と確信する。
2) 原因と結果のメカニズムを科学的に探らない。仮説を証明できる別の方法があっても
  やらない。仮説以外の要素でデータを説明しようとしない。
3) 反論する人には「これが○○と関係がないって証拠を持ってこい」と向き直る。

この3要素(※3)が揃うと、もう立派なニセ科学(疑似科学)です。しかし一般市民には
科学的な議論に見えてしまうようです。 さらに「科学vsニセ科学」が勝負した場合、
(後で詳しく述べますが)、結果はいつも「ニセ科学の勝利」に終わります。

なぜ疑似科学を信じるのか: 思い込みが生みだすニセの科学 (DOJIN選書)

なぜ疑似科学を信じるのか: 思い込みが生みだすニセの科学 (DOJIN選書)

  • 作者: 菊池 聡
  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • 発売日: 2012/10/19
  • メディア: 単行本


さて、「美味しんぼ騒動」はどうだったのでしょう?あらためて特徴をみてみましょう。

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美味しんぼ騒動とSTAP騒動の共通点(1) [ 科学コミュニケーション]

先日、マンガ「美味しんぼ」で、福島の大勢の人達が被曝により鼻血を出している
という表現があり、ニュースを賑わしました。
●「美味しんぼ 福島の真実編」抗議相次ぐ 「科学的にありえない」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000112-san-soci
●「極端な意見」「住民の立場に」=「美味しんぼ」問題、識者にも両論
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140519-00000055-jij-soci
●美味しんぼ「鼻血、医学的根拠ある」 専門家ら反論会見
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140524-00000004-asahi-soci
●「福島の現実知って」元双葉町長、美味しんぼ問題で持論 大津
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140524-00000022-kyt-l25

美味しんぼ 110 (ビッグコミックス)

美味しんぼ 110 (ビッグコミックス)

  • 作者: 雁屋 哲
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/08/30
  • メディア: コミック


このマンガ、私は昔からちょいちょい読んでいましたが、こういうお騒がせは今に始まった
ことではありません(そういう作者なのです)。ただ、科学コミュニケーションを考える上で
よい題材でもありますので、ここで取り上げてみましょう。

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最近、科学にまつわるニュースが世間を大きく騒がせることが多いように感じます。
「美味しんぼ騒動」然り、「STAP細胞騒動」然り。そこで今日は、この2つに共通した
「ある特徴」について注目してみます。

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科学者はマジシャンか? [ 科学コミュニケーション]

※本記事は「STAP細胞騒動」に関するものです。当ブログでもこれまでに何回か取り上げました。
 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2014-03-14
 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2014-04-08
 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2014-04-09

ここに興味深いアンケート結果がある。
今日はこれを題材に「科学コミュニケーションの課題」について考えてみよう。
●STAP細胞は存在すると思うか?「存在すると思う」は全体の33.0%
 http://woman.mynavi.jp/article/140418-68/
 (下図は上記サイトより)
 キャプチャ.JPG

はたまた次のような意見は多い。今朝、テレビでコメンテーターが言ってた言葉だ。
「論文に捏造があったのかどうかは別にどうでもいい。
 私達が知りたいのはSTAP細胞があるかないかだ」

同じ意見はネット上でも多数見られる。例えば下記。
●STAP細胞論文 - 捏造か否かに興味はない
 http://blogs.itmedia.co.jp/ruchida/2014/04/stap-af29.html
 ”私はそこに捏造があったのかどうかということにほとんど興味がない。
  興味の大半は、STAP細胞が本当に存在するのかどうか(中略)ということにある。”
 ”理研を始め、本研究に携わっている人の次の使命は、今回の研究体制の不備といった
  矮小なことではなく、STAP細胞を見たのかどうかを速やかに検証して報告することだろう。”

あるいは先日、当ブログに頂いたコメントにも小保方さんを擁護する意見を頂いた。
(以下は、http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2014-04-09 に頂いたコメントより)
”世界最先端です 詐欺師と天才の間です   30のノーベル姉ちゃんが・・・・・
 学者の偏向な見方をやめて 広い視野に立ってください”

このアンケート結果や意見に対して、科学者の多くはこう思っていることだろう(私を含む)。
「みんな、何を言っているんだ? STAP細胞の根拠となる論文が
 怪しいんだから、STAP細胞だって信用できないじゃないか!」
と。

----
はてさて、一般市民の感覚と、科学者の感覚の乖離はどこに原因があるのだろう?
最近、一般講演などを盛んにやらせて頂いている私なりの答えは次のようである。
「一般市民にとっては、科学者はマジシャンと同じなのではないか?」
magic.jpg
 種も仕掛けもございません。

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STAP細胞問題はどこへ向かうのか?(2) [ 科学コミュニケーション]

前回の記事の続きです。
小保方氏への疑義だけでなく、理研の側にも疑惑の目が向けられています。
つまりは「この論文捏造は小保方氏の独断行為なのか?」という問題です。
すでに各方面で指摘がなされています。
●小保方氏に理研副センター長からの「寵愛」 疑惑の責任は?
 http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140322/lif14032212550005-n1.html
●科学が好きということとSTAP騒動(その4)
 http://www.huffingtonpost.jp/tsukasa-shikano/stap_b_5103717.html?utm_hp_ref=japan
●理研と電撃和解の可能性も 小保方さん「逆襲」の切り札
 http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/gendainet_000208083

●<STAP論文>極秘研究…サインだけの共著者 議論どこに
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140402-00000005-mai-soci
 (下表は上記 毎日新聞の記事より引用)
 キャプチャ2.JPG

本件をこのブログで3月に取り上げた際に、小保方氏について感じたことを
私自身は次のように書いていました(コメント欄を参照)。

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STAP細胞問題はどこへ向かうのか?(1) [ 科学コミュニケーション]

●STAP論文最終報告「小保方氏が画像捏造」 理研、処分検討
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140401-00000113-san-soci
 (下表は上記記事より引用)
 キャプチャ1.JPG

専門外であるこの問題にあまり首を突っ込む気はなかったのですが、
前の記事にコメントを頂きましたので、2つだけ思うところを述べさせていただきます。
(猫おやじさん、コメントありがとうございます)

1) 小保方氏は故意を認めて、論文を取り下げるべきでしょう。
2) 理研は小保方氏を処分してお終いとせず、問題の根幹を明らかにすべきでしょう。


まず1)についてですが、「データをきれいに見せたいという目的で写真を加工」するなど
科学者としては言語道断です。しかも「故意ではない、加工がダメだとは知らなかった」
などと言うのであれば、なおさらです。 

そもそも「よい研究」とはなんでしょうか?
「よい実験結果を出せば、よい研究である」

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アトランティス大陸は現実?幻?(2) [ 科学コミュニケーション]

前回の記事の続きです。めずらしく連続投稿です(^^)
ブログ読者の方から、Google Mapに人工的な地形が見られるのですが?という
ご質問を頂きました。質問その1=2009年に話題になった人工的な地形は、今回
の検討の結果、やはり船の航跡である可能性が高いと結論づけました。

では質問その2=大西洋の別の場所に見られる「線状や升目状に奇妙に整った海底地形」
は自然地形か、人工的なナニかか?(うつぎれいさん、ご質問、ありがとうございます。)


 これですね。

まず、真ん中上部~左端への長ーい線状の地形は、おそらくは船の航跡が残っている
のだと思われます。問題は図中央付近の「升目状地形(あるいはベルギーワッフル状地形)」
です。升目の幅は10-15kmと巨大です。これも航跡かもしれませんが(おそらくGEBCOの
元データまで戻ればわかる)、ここは一つ、本物の地形と考えてみましょう。
じゃあ、これは人工的な地形なのでしょうか? いや、私は「自然の地形」だと考えています。

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剽窃レポートを防ぐ画期的な(?)方法 [ 科学コミュニケーション]

かつて、ある掲示板的Webサイトで、こんな書き込みを見ました。
どうやら大学の先生が書き込んだようです。
「ウェブをコピペして、レポート提出する学生が多くて困っています。コピペかどうか調査
 したいので、便利なツールを探しています。なにかオススメの方法はありませんか?」


report.jpg
 アンコウのあんこちゃん「レポートを書くには、これくらいの資料は読みなさい!」
 メンダコのナナちゃん「そりゃ、極端ね…」

本や資料やホームページを丸写し(コピペ)→あたかも自分のオリジナル文章のようにして
レポートや論文を描き上げることを「剽窃」といいます。これはやってはいけない行為です。
例えば、当大学の場合はレポートの剽窃が判明すれば、最悪、その年の全成績が無効
になるなど、厳しい措置が取られます。
例: 全学共通科目の授業及び試験・成績(京都大学 国際高等教育院)
 http://www.z.k.kyoto-u.ac.jp/zenkyo_lesson.html

「・・・って、どうせばれないっしょ?」って感じの学生も必ずいます。
冒頭の先生の「なんか便利なツール」という気持ちはよく分かる。
そして実際、剽窃をあばく無料のウェブサービスはあるのです。
●大学教授は大喜び、学生は戦々恐々のコピペ判定サイト「剽窃チェッカー」
 http://gigazine.net/news/20131118-hyousetsu-checker/
でもねぇ…言い換えれば、このサイトで見つかった剽窃は罰されるけど、見つからないと
罰されずセーフ、でいいのかな? あるいは内容を理解せずに、書籍から丸写ししただけ
のレポートはむしろ高得点ゲット??(書籍の中身はネット上にないことが多い)。

大学は社会へ巣立つ若者を育てないといけないのです。冒頭の大学の先生に言いたい。
小手先のツールで若者を手なづけても、それは本当の問題解決にはなりません。
もっと抜本的な「剽窃レポートを減らす方法」を考えてみましょう。

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SF映画と科学 [ 科学コミュニケーション]

前回、映画「デイ・アフター・トゥモロー」のような大寒波が、実際に米国を襲っている
様子を紹介しました。SF(サイエンス・フィクション)は人間が創りだしたお話ですが、
時として現実を予言することがありますね。
ice.jpg
 映画ではなく本物の写真です。
 (Via Hank Cain, via Shawn Reynolds/Twitter.)
 http://www.rsvlts.com/2014/01/08/is-today-the-day-after-tomorrow/

一方、現実にある科学技術が劇中で発揮されていない場合もあります。
例えばこの映画「デイ・アフター・トゥモロー」でも、あるアイテムがないために、
劇中で主人公たちはピンチに陥っています。それは映画の中盤のこんなシーン。

…主人公(氷河なども専門の気象学者)は凍りつくニューヨークに取り残されてしまった
息子たちを救出に向かいます。南極探検さながらに徒歩で突き進む主人公たち。
しかしその足元には雪と氷に埋もれてしまった街があったのです!

5993910110_f6ee36efe8_n.jpg
 そう、こんな感じのショッピングセンターが埋もれていたのだ。  
 ※By Sean MacEntee (protected by CC License)
 http://www.flickr.com/photos/smemon/5993910110/
  

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ダメな科学者達(3) [ 科学コミュニケーション]

さて年の瀬。書きかけていた記事を随時放出しよう。
「科学コミュニケーション」関係として、「ダメな科学者」をシリーズでお伝えしてきた。
・ダメな科学者達(1)
 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2013-05-31
 「役に立たないことを研究してこそ、科学者だ」という風潮が一部にあることを紹介。
・ダメな科学者達(2)
 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2013-06-10
 反省を知らない無責任な科学者がいることを紹介。

doctor.jpg
 何のために研究をやっているだろう?

一方でこんな意見もあるだろう。
「役に立つとか立たないとか、発言がどうとか、そんなことは気にしなくて良い。
 むしろ自由闊達に、己の道を進んでこそ、科学者のあるべき姿ではないか?」

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高校生と野外探査に熱中! [ 科学コミュニケーション]

今週は大阪の高校生たちと、京都の鴨川のほとりで地下探査を行いました。
場所はこちら(下のGoogle Mapが表示されない場合は「荒神橋」で検索してね)。



鴨川のほとりの公園です。
IMG_1499.JPG
こんな感じに芝生が広がっている場所で…

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ダメな科学者達(2) [ 科学コミュニケーション]

※下記には個人名がでてきますが、彼らの断片的な言葉に基づく私の主観的
 見解です。ホントはすばらしい科学者かもしれません。

さて前回、社会に役に立たないことを研究している科学者について書かせていただいた。
自分の好奇心のみをあまりにも重視して、社会を無視した研究こそ美学、とまで考える
ようであれば、科学者としてちょっと無責任ではないか?という内容であった。
今回はその続き、「反省を知らない無責任な科学者」のお話である。

最初はこちら。
●池田教授が「アベノミクスバブルがはじける時」を予測〈週刊朝日〉
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130427/asahi_20130427_0004.html
池田清彦氏は生物学者だそうな。なので、上記の経済予測の内容について、どれほど
正しいかはここでは議論しない(実際、バブルは部分的にはじけたのだから、あっていた
とも言えるだろう)。問題は上記記事の末尾である(以下、引用)。
”ひとたび円が雪崩を打って安くなりはじめ、輸入製品が値上がりして(中略)、
 狂乱物価になれば、貧乏人は大変だ。そうなる確率は相当高いと思う。
 私は余命いくばくもないのでどうでもいいけどね。

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ダメな科学者達(1) [ 科学コミュニケーション]

※下記には個人名がでてきますが、その方達を「ダメな科学者」と言っている
 わけではありません。読めばわかると思いますが念のため。

みなさんは「科学者」にどのようなイメージをお持ちだろうか?
試験管などを傾けつつ「新しい薬ができた!」というような感じだろうか?
「発明家」と似たような印象をお持ちの方もおられるだろう。
しかしすべての科学者がかならずしも「発明家」なわけではない。
例えば先日も、一般の方とのTwitterでのやりとりで、こんなことがあった。

「役に立たないことを研究してる、ダメな科学者っているんだろうか?トホホ」というような
つぶやきへ茶々を入れさせて頂いたように記憶している。しかし、実際のところ、どうだろう?
あるインタビュー記事を紹介しよう。

●美人すぎる地震学者、大木聖子環境情報学部准教授に聴く!! (2013年04月19日)
 http://sfcclip.net/news2013041901

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マンガや映画にでてくる地下世界 [ 科学コミュニケーション]

先日からこんなつぶやきをしてました。

映画やマンガがたくさん並んでますね。さて、なんのくくりでしょうか?

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なぜ科学の誤報は生まれるか?(3) [ 科学コミュニケーション]

科学の誤報を考えるシリーズ、続きです。
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-11-12
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-11-15-1

ここまで、科学記事の誤報の流入経路や、正しい科学記事が正しく伝わらない編集体制
の話を少ししました。つまりは記者個人が一つの科学ニュースをどれほど正しく理解して
いるかがカギとなります。
では、マスコミの記者が、ある科学ニュースの裏を取るために、発信元とは別の研究者に
コンタクトを取ったとして、研究者は好意的にそれに答えるでしょうか?必ずしもそうでは
ないでしょう。その原因は一部のマスコミの「一方的、やりっ放し」の取材体制です。
一例をあげましょう。これは私自身が経験したことです。


たしかに沖縄で調査しています→ http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-06-17

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仮説は仮説を呼ぶ、の例 [ 科学コミュニケーション]

先日、冒険型科学と探偵型科学のお話を書きましたが、
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2013-01-20-1
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2013-01-21
その好例が先週ニュースになっていました。

フンコロガシ、ファーブルの『昆虫記』の中にも出てきますね。
子供の頃、読みました。大好きな一冊でした。

ファーブル昆虫記〈1〉 ふしぎなスカラベ

ファーブル昆虫記〈1〉 ふしぎなスカラベ

  • 作者: 奥本 大三郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1991/03/15
  • メディア: 単行本


ニュースによれば、フンコロガシは糞を転がす方向を定めるために、なんと夜空を
利用しているそうです。上記記事より詳しい解説が下記にまとめられてます。

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探偵型科学とは? [ 科学コミュニケーション]

前回の記事(巨大生物に宇宙人:冒険型科学)の続きです。
冒険をして発見をする。科学でなくても、ワクワクしますね。
また冒険のためにはいろんな道具も必要です。実際、NHK特集の「ダイオウイカ」
でも、奇想天外な道具がいろいろ紹介されていました。

でも発見をしてしまいました。胸アツな興奮もおしまい。さてどうしましょう?

科学偉人伝―まんが 発明発見の科学史

科学偉人伝―まんが 発明発見の科学史

  • 作者: ムロタニ ツネ象
  • 出版社/メーカー: くもん出版
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本


そもそも、冒険→発見の科学には限界があります。常に安全な旅ができ、
幸運に恵まれ、お宝が待っているとは限りません。闇雲に夜空に望遠鏡を向けても、
深海に潜ってみても、そう簡単には新発見とはならないのです。

そこで科学のもう一つのスタイル、「探偵型」の出番です。

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巨大生物に宇宙人:冒険型科学 [ 科学コミュニケーション]

先週でしたか、NHKスペシャルでの「世界初撮影!深海の超巨大イカ
ご覧になりましたか? 私はNHKニュースで映像を見ていたので、
「もう、見なくてもいいかなぁ」と思ってましたが、やっぱり見ちゃいました(笑)
あのダイオウイカのギョロリとした目、印象的ですね。潜水船のライトが眩しかった
のでしょうけど、もしかしたらカメラにも気づいていたかもしれませんね。
そう思うと、深海からの人類へのメッセージのようにも思えてきます。
●ダイオウイカを深海で映像撮影、日本の科学者ら(AFP)

このような科学的調査は時として、私達を驚かせる映像や発見を提供します。
ところで、科学的な研究には大きく分けて2種類あるって御存知ですか?

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なぜ科学の誤報は生まれるか?(2) [ 科学コミュニケーション]

連載「科学コミュニケーション」、科学記事の誤報の続きです。
そういえば以前、新聞のある科学記事をみて、唖然としたことを思い出しました。
探してみたところ、下記記事でした。引用します(気になったところを赤色で示します)。

4118056340_e000cc8fba_m.jpg
2009 Leonid Meteor by Navicore (protected by CC License)

恐竜絶滅の原因? いん石衝突を爆発で再現
6月にメキシコで温暖化検証

(1996.05.18 毎日新聞大阪朝刊29頁社会)

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なぜ科学の誤報は生まれるか?(1) [ 科学コミュニケーション]

私自身、出版社関係の方にお世話になってます。またかつて、報道発表した
際に、科学関連の記者さんが如何に真面目で一生懸命か、よく分かりました。
(失礼ながら、勉強熱心な方が多く、タジタジでした。)

しかし、広く「マスコミ」として捉えると、科学記事の誤報が絶えません。
いや、むしろ増えている気さえします。1ヶ月前の下記の誤報はみなさんも
よくご存知でしょう(以下は、私自身のツィッターより)

科学を専門とするものであれば容易に見分けられるであろうことが、なぜ新聞の
一面にスクープとして掲載されたのでしょう? 連載「科学コミュニケーション」で、
何回かにわたって考えてみましょう。

本件、読売新聞が大きく取り扱いましたが、マスコミの科学ニュースの入手方法とは、

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研究者のウソを見抜く方法 [ 科学コミュニケーション]

最近、世間では研究者への信頼度が下がっているそうです。
●科学者・技術者への信頼低下 科学技術白書が指摘(サイエンスポータル)
 http://scienceportal.jp/news/daily/1206/1206201.html


ナナちゃん「ねぇ、地震予知ってできないの?」  専門家「・・・」

これによれば、科学者への信頼度は震災前の約85%→震災後には約66%に低下とのこと。
確かに地震予知や原子力関係の抱える問題を考えると、世間の人の感想はごもっとも。
私も研究者の一人として、このアンケート結果を真摯に受け止め、学術的な部分だけでなく、
科学コミュニケーションの部分でも社会に貢献できればと思います。

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従来の専門家のいうことを鵜呑みにできない昨今、様々な研究者が「ネオ専門家」
としてTVやネットで活躍されています。こういう方々の常套句は次のようです。
「昔からこの分野を研究してきた」「私と同じような研究者は他にいない」
しかしそれは本当でしょうか?ウソの場合もあるようです。
おそらくは、ご自身を大きく見せようとするものでしょう。下記はその一例です。

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科学と白黒 [ 科学コミュニケーション]

なぜヒトは、とっつきやすく分かりやすい科学を信じてしまうのか?
なぜデータを正しく確認することもなく、感情論で結論をだそうとするのか?
以前の科学コミュニケーションの連載記事の続きです。先日の記事の続きでもあります。

fish.jpg
   ナンタラの頭も信心から、と申しますが…

「分かりやすい科学は信じやすいが、それは安直で、時に騙される」という趣旨を前回
書きましたが、賛同コメントを頂いておりました(素風さん、ありがとうございます)。
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-07-04
※コメント(抜粋)
>「疑問を抱く余地なく○○だよね」
>と言い切れることというのは案外少ないのではないかと私は個人的に考えています。
>「分かりやすさ」というのは、その「疑問を抱く余地なく○○だよね」を安易に求めること
>じゃないかと。
>短絡的に結論に飛びつくのではなく、順序立てて論理的に思考して結論にたどり着く、
>学校が恒常的にそういう体験ができる場であるとよいなと思います。とても難しいことですが。

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