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コンピュータは人間に「勝った」のか? [ 科学ニュース Old..]

コンピュータ vs 人間。古くから映画などで扱われたテーマです。

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今日のお話はSFではなく、コンピュータと人間が将棋で戦ったという話。
●三浦八段も将棋ソフトに敗れる…将棋界に衝撃
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130420-00000794-yom-soci
なんでも、コンピューター将棋ソフトとプロ棋士による5対5の対抗戦「将棋電王戦」が
行われて、結局、3勝1敗1分けで、コンピューター側が勝利だと。

土曜日にそれを聞いてつぶやいたのがこちら。 

「コンピュータ」と言っても、実は相手は互いに繋げられた約680台のPC!これで
将棋の「次の一手」を読んで勝利したらしい。ならば人間も680人用意しなきゃ!
とつぶやいたら、思ったよりも反響が!(15名ほどの方にリツートされました)
なかには「680人分の意見を合わせるのは難しいから、かえって弱くなるのでは?」
というご意見も。たしかに。人間は三人集まれば”派閥”ができる、と言いますもんね。

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では人間はコンピュータに負けたのでしょうか?
別な考え方をすれば、棋士一人で、680のコンピュータと戦えたということでもあります。
(負けてますが、まあほぼ互角ということにしましょう)
いや、違うなぁ。最近は1台に複数のコア(コンピューターの頭脳)を搭載しているのが
当たり前だから、仮にコア4 x 680台だとすると、約3000ほどの頭脳と戦ったわけです。
これって凄くないですか?  人間もまだまだ捨てたものではない!

あるいは人間は複数集まれば、(揉め事も起こし気味ですが)新しい知恵が生まれます。
これはコンピュータにはできるのかな?

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そして、何より誉められるべきは、このソフトを作り出した東大の先生たち!
昨日の日本経済新聞の「春秋」(天声人語みたいなやつ)にはこうありました。
(www.nikkei.com/article/DGXDZO54278490T20C13A4MM8000/)
”棋士にとって、曇ったり染まったりするものを持たない相手との対局は、顔突きあわせる
 勝負とは異質ともいえるのである。かの大山康晴名人は座布団のしわのより具合で
 相手の心中を推し量ったという”

なるほど、プロ棋士にとって、相手の表情が読めない戦いは異質だったでしょう。
でもそれはソフトを作ったプログラマー達にとっても同じこと。複雑な勝負の世界を
数式に置き換えて、勝利を目指す。うーん、クールだ!!(と思うのは私だけ?)

ちなみに今回勝利したソフト「GPS将棋」のGPSとは、カーナビのGPSとは無関係で
「Game Programming Seminar」の頭文字だったそうです。
大学でゲームプログラミング! でもそれでこそ「大学らしい成果」と言えるかも。
(680台のパソコンも、情報教育授業用のものを流用したようですね)

どうしても「マシン vs 人間」というSF的なところが注目され気味ですが、
いまはまだ「人間の脳ミソに、コンピュータはどこまで追いつけるか」のレベルです。
映画のように「マシンが反乱する世界」はまだまだ先のようです…よね? (^^;)

 ↓ ↓ 子供の時に見た。むちゃくちゃ怖かった。

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みきぱぱ

ヘボ将棋の私ですが、電王戦第1局からライブで見てました。
5局ともタイトル戦に劣らない名勝負であったと思います。
(おかげで依頼された原稿ちっともすすまず^^;)

勝負ですから、白黒つきましたが、コンピューターのいいところをプロ棋士が取り入れ、プロ棋士の思考法をコンピューターのアルゴリズムに反映させて欲しいと思っています。
「人間とコンピューターが将棋界の高みを目指す。」そうあってほしいものです。

by みきぱぱ (2013-04-24 19:39) 

MANTA

みきぱぱさん、コメントありがとうございます。
>コンピューターのいいところをプロ棋士が取り入れ、プロ棋士の思考法を
>コンピューターのアルゴリズムに反映させて欲しいと思っています。
ですねーー
それが最終的には、人間の思考や進化の謎を解いたり、人間を効果的にサポート
するシステム開発に繋がりますもんね。

あと、将棋以外のゲームについてはどうなんでしょ?Facebookのほうに、
幾人かの方から囲碁についてのコメントを頂戴しました。
マージャンなんかはどうなんだろう? あれも駆け引きが凄いですが。
by MANTA (2013-04-25 08:56) 

MANTA

ふと思ったんだが、GPS将棋どうしが戦ったら、どうなるんやろ?
タテホコですな。
by MANTA (2013-04-25 19:56) 

みきぱぱ

>人間を効果的にサポート
昨年、東大の水中ロボット3匹が同時ミッションに成功しましたが、
ロボット同士が意思疎通を交わしながら作業を行うって、
クラウドコンピューター技術が利用できるんじゃないでしょうか?
海底の鉱山を多数の水中ロボットが行き来する、
なんてことを想像しちゃいました。

囲碁は少しかじっただけなんでなんとも言えませんが、マス目が多くなれば、探索ルーチンが莫大になると思うし、勝負の判定が難しそうですね。
でも、クラウドコンピューターがプロを破る日もそう遠くないでしょう。

麻雀は運のゲームですし、牌がわかっちゃったらイカサマですからねえ。w

>GPS将棋どうし
攻撃力がおなじものだから、「ほこほこ」ですねw
多分先手持ちが有利になるんじゃないでしょうか?
by みきぱぱ (2013-04-25 22:46) 

くまから

 もはや、コンピューターの量的な演算能力をもってすれば、人間は敵ではない! という結果には、私も驚いています。

>人間側もプロ棋士680人用意して戦おう!
 もっと現実的な「ハンディ」の方法として、
スラッシュドット
http://slashdot.jp/story/13/04/20/1955208/
でも話題になっていましたが、コンピュータの消費電力を人間並み(100W以下)に抑えて行うというのが良いと思います。
 ハード、ソフトともに消費電力をいかに押さえることができるか、研究の進め方としてもおもしろそうです。
by くまから (2013-04-26 11:03) 

みきぱぱ

>コンピュータの消費電力を人間並み(100W以下)に

ふと思ったのですが、HDDでなくフラッシュメモリにプログラム書き込んで、ニンテンドーDSみたいにすれば消費電力抑えられませんか?
DS1000台くらいつなげるとか・・・
by みきぱぱ (2013-04-26 21:54) 

MANTA

夢は膨らみますね!! > みなさま

>昨年、東大の水中ロボット3匹が同時ミッションに成功しましたが
>ロボット同士が意思疎通を交わしながら作業を行うって、
>クラウドコンピューター技術が利用できるんじゃないでしょうか?

みきぱぱさん、こちらですね。
●東大の浦研究室、3台の海中ロボで八丈島沖に熱水マウンドに似た地形を発見
 http://www.robonable.jp/news/2012/11/tokyo-u-1106.html
クラウドコンピュータより、まず互いの通信技術がカギかもしれません。
某氏は水中レーザーをもっと活用できるのでは、と頑張っておられます。

>ニンテンドーDSみたいにすれば消費電力抑えられませんか?

ニンテンドーDSだと2.0~2.5Wほどのようなので、50台くらいは準備
できそうですね。ただし使っているCPUはARM7およびARM9だそうで、Wikiに
よればクロック数は200MHz以下。一方のGPS将棋ですが下記サイトでは、
http://gps.tanaka.ecc.u-tokyo.ac.jp/gpsshogi/
使ったPCのCPUは「Intel Core i5 2.5GHz 4core」だそうな。
単純にクロック数だけで比較すると、DS 50台=PC4台程度かしら。
でもコア数が違うから、結局DS50台=PC1台と同程度かな?

ちなみにプレステをたくさん使って、並列計算機を作った人はおられます。
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902268542695271
by MANTA (2013-04-30 19:13) 

MANTA


>コンピュータの消費電力を人間並み(100W以下)に抑えて行うという
>のが良いと思います。
くまからさん、なるほど、それは、、、またハードですね!!
ノートPC1台の消費電力が50-100Wくらいですから(私のは65W。
ACアダプタの定格です)、PC1~2台までならOKというところですか。

しかし、こういうことを考えるのは面白いですね。次世代の将棋ソフトはどうなる
か?とか、人間の脳ミソって意外と省エネ!とか。

成人1日の摂取カロリーを2500kcalとすると8時間ほど対戦したので、
三浦八段はこの対局で、100/1.16*8=約700kcalを消費しているのか~
などなど。

おお、将棋でダイエットできますね?
たしかに(先日)とある締め切りでむちゃくちゃ頭を使ったら、翌日1kgくらい
痩せてました。これはホントの話。
by MANTA (2013-04-30 19:14) 

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